リリー・フランキーのオカンが樹木希林で、東京にもあったのかな

そして父になる』を観ました。けつろんからゆうと、ヨカッタです。って、変な、もやもやした言い方だな。

最初は「ダメだ」と思っていました。
この映画はわたしの好きな「何か」の近くに在るけど、わたしの好きな「何か」ではけっしてない。
という感じで前半観ていました。
なんでだろう?是枝監督のほかの映画でも思ったが、「自然な感じ」「リアルな感じ」風にしてるけど、「こんな場面で人はこんなこと言うかなぁ?」とか、「北関東にこんな関西弁いるかなぁ?」とか、セコいことを考えてしまった。それはやっぱり、「自然風」の、詰めが甘いからか?

だけど途中から、(子どもを交代した辺りから)少しハマれた。なんでだろう?琉晴役の彼のちからか。ほんとに映画の中で生きている少年みたいだった。
というかリリー・フランキーの一家はほんとうにあそこで幸福に暮らしているように感じてうらやましかった。
子育てについて持論を語られるのはヤだけど(笑)

リリー・フランキーに憧れて、帰りに本屋で『美女と野球』の日に焼けかけた文庫本を買った。
あと、尾野真千子いましろたかしの登場人物に居そうな顔だと思いました。