都会で服を買った。寄って来た店員さんは小さく太めなおばさんで気楽だった。友近がやりそうな接客方法だった。ぼくは絡みづらい客だろう。しょうがない。
追記。理想のジブンは遠い。ずっと遠い。考えてみれば。中学生のころから「遠くの人」だな。
あと、「憂鬱」からはなかなか逃れられないのだとすれば、発想の転換で、憂鬱君と、いちばんの友達になってしまえばいいのじゃない?と、布団に寝転んでいる時に思った。そうか!そうだよな!と一瞬名案に思えたが、よくよく考えるとそれはとても憂鬱な事態である。「憂鬱君」は、いつもぼくのそばにいる。こっちをじーっと暗いまなざしで見ている。なにか話し掛けても「どうせおれなんか…。本当はほかの人と話したいんだろ」などと言う。「昼飯なに食う?」「何でもいいさ。どうせ死ぬんだし」「おい!お前!」「なんだ?俺!」天久氏の真似ぽくなったところで終了。